英語の知識量は十分?
日本では義務教育から高校、大学と長年英語の勉強をしてきた方はたくさんいます。
私は大学には行っていませんが、中学・高校と少なくとも6年は授業で英語を勉強してきました。
それだけ英語に触れている日本人ですが、学生を終えた時点で「英語を話せる・聞き取れる」と自信を持てる人は少ないと感じます。まさに私がそうでした。
ではなぜ、これだけ英語の勉強をしたのに英語を話せないのか?
日本の学校での英語の授業は英会話向きではない?
これは私の個人的な感想でもあるのですが、日本の英語の授業といえば
「日本語を英語に」や「英語を日本語に」といった筆記的かつ翻訳的な勉強が大半を占めているように感じます。
もちろん勉強した分、英単語や文法の知識は蓄積されていきます。ですので、英語の知識は身についていくと思います。
しかしながら、知識があるだけではいざ英語で会話するとなると頭の中では下記のようなことが起こります。
①英語の言葉を聞く
②頭の中で日本語に翻訳する
③日本語で返答を考える
④考えた返答を英語に翻訳する
⑤声に出して発信する
会話のスピード感の中で、この作業を脳内で行うというのは非常に大変であり困難です。
これは一旦英語を日本語に直して考える癖が付いてしまっているからなんですね。
マレーシアで聞いた英語の授業方法
私がマレーシアに駐在していた頃、同僚のマレーシア人に聞いたことがあります。
マレーシアの人って英語話せる人多いよね。
どうやって勉強してるの?
(マレーシア人)
高校・大学卒業した人は基本話せるよ〜。
英語の授業中は先生も生徒も英語しか話さないから、自然と英語に慣れた感じかな。
なるほど!
授業中に英語を聞いたり話したりすることが、英会話の経験値になっていたんだね。
英会話というだけあって、実際に声にして発するということが一番練習になるということです。
では学校で習った英語は英会話の役に立たないのか?そんなことはありません。
日本人のほとんどは知識十分!
英語で日常会話をするための必要な知識としては、中学英語の知識があれば十分会話できるでしょう。
これは私の体感ですが、仕事中に英語で打合わせなどしているときの会話を思い返すと、
”専門用語を除けば” 動詞や文法はほとんど中学英語です。
ということは、あとは実際に英語を声に出すことに慣れさえすれば英会話ができるようになります!
ではどうすれば話す力が身につくのか? 効果的な練習は?
次の記事では、私が実際に効果を実感できた練習や意識などを共有させていただきます。